【出展レポート】UCDAアワード2025|「情報品質」が「企業品質」を決める時代へ。

【出展レポート】UCDAアワード2025|「情報品質」が「企業品質」を決める時代へ。イベント情報

2025年11月21日(金)、当社は神田明神ホールで開催された「UCDAアワード2025 選考結果報告会」に協賛し、ブースも出展いたしました。

今年のUCDAアワードは、単なるデザインの祭典ではなく、企業が社会とどう向き合うべきかという深い問いかけに満ちていました。
多くの企業担当者や専門家が集う中、私たち出展社も「わかりやすさ」の最前線を体感してきました。

本記事では、会場の様子と、そこで示された新しい経営のキーワードについてレポートします。

UCDAアワードとは

「UCDAアワード」は、企業(団体)・行政が生活者に発信する様々な情報デザインを評価・表彰する制度です。
産業・学術・生活者の「集合知」により、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(以下UCDA)の基準を使用して、「第三者」が客観的に評価を行います。

UCDAアワードの最大の特徴は、この「第三者による客観的な評価」を重視している点にあります。

基調講演では公益財団法人共用品推進機構の星川安之氏が登壇されたほか、パネルトークでは多様性社会におけるコミュニケーションについて各社の取り組みが紹介されました。
また、金融庁や消費者庁の担当者による講演も行われ、官民双方からの関心の高さがうかがえました。

 

今年のUCDAアワード「人が人のために評価する」

UCDAの評価は、単なる数値的な分析だけではありません。その根底にあるのは、「人と企業、人と人を繋ぐ」という想いです。
どれだけデザインが洗練されていても、受け手に伝わらなければ意味がありません。

「相手を思いやる気持ちが、情報をわかりやすくします」という言葉が示す通り、情報のわかりやすさこそが、これからの企業の信頼性、ひいては「企業品質」そのものを決定づける時代になっていることを強く再認識させられました。

会の締めくくりとなる挨拶では、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会 専務理事の武田一孝氏より「企業にはCUCDOが必要だ」という言葉が重ねて語られ、会場への強いメッセージとなりました。

CUCDOとは、Chief Universal Communication Design Officerの略で、組織全体でユニバーサルコミュニケーションデザインを推進するための統括責任者を指します。
「わかりやすさ」を経営戦略の一環として捉え、企業全体で取り組むべき課題であるという視点が、今後求められていくことになります。

 

展示ブースの様子

会場では、協賛企業による展示も賑わいを見せていました。
当社をはじめ、様々な企業がブースを構え、各社が「伝わるデザイン」のためのソリューションを展示しました。

当社のブースでは、「金融・保険の複雑な情報、動画で『伝わる』カタチに」と題し、制度説明や手続き概要、商品説明、リスク説明(重要事項説明)といった動画制作の事例をご紹介しました。

情報発信の手段が紙から電子・Webへと急速に多様化する中、ブースにお立ち寄りいただいた多くのお客様から、具体的なお悩みやご相談をお伺いできました。
日々進化し続ける顧客とのタッチポイントにおいて、どの企業様も「いかにわかりやすく情報を届けるか」という課題に直面し、その解決策を模索されているのだと改めて実感いたしました。

 

まとめ

UCDAアワード2025を通じ、「わかりやすさ」は単なる配慮ではなく、企業の競争力を左右する「品質」そのものであると再認識しました。

当社は、今回展示した「動画ソリューション」などを通じ、今後も情報の受け手に「正しく伝える」ための企業様の支援を続けてまいります。

複雑な情報発信の改善や、ユニバーサルコミュニケーションデザインの導入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

・関連サービス:情報のユニバーサルデザイン(UCD)

 

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UCDAアワードから創出する企業価値向上

 
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