当社では長年にわたり製造業のお客様を中心にコミュニケーションデザインのプロとしてプロモーション支援を行ってきました。
表層的なデザイン表現だけではなく、課題のヒアリングから解決方法のプランニング、ビジュアル制作に至るまで一貫してサポートしお客様の成果に繋がるクリエイティブを提供し続けています。
今回は株式会社前川製作所様でのCGを用いた製品プロモーション支援事例を2つご紹介します。
株式会社 前川製作所様について
前川製作所様では「圧縮」「冷凍」をコア技術に産業用冷凍機をはじめ、ヒートポンプ、食品加工機械といった研究・開発、製造を行っています。
産業用冷凍機分野では世界シェア40%、冷凍運搬船に使われる冷却設備では世界90%のシェアを誇り、さまざまな業界・分野に向けてソリューションを提供しています。
【事例1】受注生産品ならではの販促活動の課題をCGで解決!「スーパーフレッシュZERO」 商品画像制作
採用の背景・課題
「スーパーフレッシュZERO」は0℃域での高湿度貯蔵を可能にするクーラーです。特殊な蒸発器を採用し、空気中の水蒸気を有効活用することで0℃域での高湿度化に成功しました。
受注生産品であるこの製品は1台1台ダクトの位置など仕様が異なります。そのため販促活動用に実機を用意するのは難しく、パンフレットやサイトで使用する製品画像を用意することもできませんでした。実際の営業活動では商品説明に手書きの図面を使用していました。
成果・効果
CGでのフォトリアルな製品画像制作をご提案しました。2D図面を基に3Dモデルを作成するため実機は必要ありません。
また本製品の訴求点でもある保管場所の温度と湿度の最適バランスを保つことができることもCGで表現が可能に。俯瞰での視点や目には見えない空気の流れなども適切に表現しています。
受注生産品のために諦めていた製品画像が販促活動で使用可能となり、活動の質が向上したと評価いただきました。
またこの製品画像はWebサイトやリーフレット等の多様なツールに展開しています。

CGで作成した製品画像①

CGで作成した製品画像②

【事例2】CGによって撮影環境に囚われず忠実な表現が可能に。パレタイジングロボット 「ぱれロボ」
採用の背景・課題
「ぱれロボ」は食品工場の人手不足を解消し、かつ省スペースで省力化を実現するパレタイジングロボットです。
ターンテーブルと組み合わせることで、ロボットアームの可動範囲を最小限にし、従来型ロボットの1/2以下のスペースに設置が可能となっています。
当時、この製品は前川製作所様のラインナップの中では新しいカテゴリーに属し、これからお取引のある食品工場様に向けて販売を強化していくという時期でした。
別製品におけるご支援で高い評価をいただいていたこともあり、本製品についてもご相談いただき、当社よりキャッチコピーを含むブランド戦略からご提案をさせていただきました。
制作ツールの一つである動画では「ぱれロボ」の他社製品に比べてコンパクトなサイズ感であることを訴求するシナリオとしていました。
従来のパレタイジングロボットの半分のスペースに設置可能であること、天井の低い場所にも設置できることなどのメリットを伝えるため当初は実機を用いての撮影を検討しましたが工場内では撮影スペースを捻出することができませんでした。
成果・効果
CGであれば撮影環境などに囚われず、訴求したい点を忠実に再現することができます。
実機での撮影とCGを組み合わせて作成した「ぱれロボ」の動画は製品の特長がわかりやすく、社内でも好評とのことでした。
実際に作成した動画はこちらからご覧ください。
まとめ
以上、CGを活用した製品プロモーション支援についての事例をご紹介させていただきました。
製品の訴求方法、業務効率化、施策の見直しなど、製品プロモーションに関するお悩みはぜひ当社にご相談ください。
みなさまの課題を解決する最適なストーリーをご提案します。
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