マーケティングの業務負担を減らすおすすめの効率化ツール

マーケティングの業務負担を減らすおすすめの効率化ツールプロモーション

デジタルマーケティングが一般的なものとなり業務内容がより多岐にわたってきた中、仕事の負担が増えたと感じるマーケティング担当者もおられるのではないでしょうか。

マーケティング業務が重要なのはわかるけれど、限られた人数で作業をこなしていくのは厳しいと感じる方は、作業を効率化・自動化できるマーケティングツールの導入を検討してみるのもおすすめです。

今回はデジタルマーケティングの主な作業ごとに、どのようなツールが出回っていてどう活用できるのか見ていきます。

マーケティングに活用できるツールは多種多彩

アメリカで毎年開かれるマーケティング技術の見本市「MarTech」によると、2020年の時点で世界全体で8,000種類以上のマーケティングツールが出回っています。

その中には日本企業が開発したものや日本語に対応しているものも多いため、いきなり選ぼうとするとどれが自分の会社にあうか判断するのも手間がかかります。

マーケティングツールと一言でいってもツールごとに機能はまったく異なるので、効率化したい業務とからめて説明していきます。

① 「市場調査・データ収集」の作業を効率化・自動化するツール

新しく製品やサービスを開発するにあたり、世の中の潜在的なニーズや自社と他社の立ち位置など市場や業界に対する具体的なデータを集めて分析する上で役立つツールです。

アンケートのフォーム制作や回答調査に役立つ「SurveyMonkey」や、ビッグデータをAIにより図表化して素早い分析ができる「Tableau」などのツールがあります。

 

② 「プロジェクト策定・管理」の作業を効率化・自動化するツール

調査データをもとにターゲットを明確にしてマーケティングのプロジェクトを策定したり、プロジェクトの予算や進捗状況などを管理したりする上で役立つツールです。

意見をマインドマップなどの形で可視化してリアルタイムで共有できる「XMind」や、繁雑なスケジュールを視覚的に一目でわかるよう管理できる「Trello」などのツールがあります。

 

③ 「オウンドメディア運用」の作業を効率化・自動化するツール

WEBサイトや公式アプリ、SNSアカウントなどリード顧客とのコミュニケーションをはかるためのメディアコンテンツを運用する上で役立つツールです。

誰でもすぐに本格的なWEBコンテンツを製作できる「WordPress」や、複数のSNSアカウントの運用や効果測定をまとめて行える「Social Insight」などのツールがあります。

 

④「デジタルマーケティング」の作業を効率化・自動化するツール

ダイレクトメールのやり取りやWEB広告の最適化などデジタルマーケティングの自動化(マーケティングオートメーション)において役立つツールです。

営業メールの自動配信やコンテンツ内でのリード顧客の行動観測などができる「Marketo」や、匿名のリード顧客へのアプローチを強化できる「SATORI」などのツールがあります。

 

⑤ 「顧客関係管理(CRM)」の作業を効率化・自動化するツール

申し込みや会員登録などで得たリード顧客のデータを管理して、ステージによる区分けやスコアリングなどによりリード顧客を育成するCRMの業務に役立つツールです。

顧客データを営業活動とひもづけて一元的に管理できる「Zoho CRM」や、カスタマーサポートなどの問い合わせ対応を自動化できる「Zendesk」などのツールがあります。

 

⑥ 「イベント準備・運営」の作業を効率化・自動化するツール

見本市や体験会といったリアルな場でのイベントや、ウェビナーやWEB相談会などオンラインでのイベントの開催準備や運営に役立つツールです。

イベントに関するあらゆる業務を一元化して効率よく行える「Eventregist」や、会場で獲得したリード顧客情報をCRMに簡単に連携できる「Sansan」などのツールがあります。

 

⑦「WEBマーケティングの効果測定」の作業を効率化・自動化するツール

自社サイトやWEB広告といったマーケティング用のコンテンツが、どれぐらい利用されていてどれほど利益につながっているか調べるのに役立つツールです。

WEBサイトのアクセス状況をヒートマップなどで可視化できるPtengineや、AIによる検索トレンド分析機能を使ってSEO対策ができるSimilarWebなどのツールがあります。

 

マーケティング用ツールを選ぶときのポイント

① どの業務の負担を減らすべきかを把握する

マーケティングツールは種類によって機能が大きく異なり、現状の課題や目標にあわせて導入を検討すべきものを選ぶことが重要です。

WEBサイトの申し込みが多くて対応業務の負担が大きければ申し込みのチェックや返信などを自動で行ってくれるツールを調べるというように、現状を把握すればどのツールを入れるべきかも見えてくるはずです。

 

② 長期間利用できる価格帯かどうか確認する

マーケティングツールの利用コストは導入するものによって変わるのはもちろんですが、同じツールでも利用プランによっても大きく変動していきます。

多くのツールは月額課金制になっていますが初期費用やオプション費用などが加わることで、料金体系はケースバイケースで細かく変わってきます。

会社側で用意できる予算の範囲内でツールの機能を問題なく活用できるかどうか、不安な方は導入前に運営会社の方に一度問い合わせてみましょう。

 

③ ツールの操作性が十分にあるか確認する

導入したツールがたとえ優れた機能を数多くそろえたものだとしても、ユーザー側がうまく使いこなせていなければ無駄になってしまいます。

業務の効率化を目的にツールを入れたものの、高度な操作スキルが求められて結局操作に慣れるまで負担が大きいということもあり得ます。

ツールによっては無料トライアル版を利用できることもあるので、十分に使いやすいか事前に見てみるのも手です。

 

④ サポート体制が整備されているか確認する

ツールを使っていてトラブルが起こったり不明点が出たりした際に、開発元からの支援を得られるかどうかも重要です。

操作マニュアルやトレーニング支援など公式のサポート以外にも、ツールによってはユーザー間で自由に質問できるフォーラム機能が備わっていることもあります。

海外の企業が展開しているツールを導入した場合は、マニュアルやQ&Aなど日本語によるサポート体制が設けられているか確認しておきましょう。

 

⑤ ツールの柔軟性や連携性はあるか確認する

ツールを使い続けていると、別のシステムの導入やマーケティング方針の修正といった環境の変化が生じることもあるかと思います。

将来的に部署内でやりたいことにあわせて、利用プランや利用機能を柔軟にカスタマイズできるかも忘れずに確認しておきましょう。

またリード顧客の情報の引継ぎやプログラムの自動実行などで、他のツールやWEBアプリなどと連携ができるか調べてみるのもおすすめです。

 

マーケティング用ツールを利用するときの注意点

① ツールを少し使って満足しないようにする

ツールを導入したり数回利用したりしただけでDXを行ったと満足せず、少なくともツールによる効果が出たか確認できるまでは利用し続けるようにしましょう。

そのためにはツールを利用する最終的な目的や、そのための中間目標であるKPIを具体的に設けて、その達成のために利用することを心がけておくことが重要です。

 

② ツールをどう利用するか予め決めておく

ツールを本格的に利用し始めるにあたり、誰がいつどの機能を利用するのか事前にプランニングしておけば自動プログラムの設定ミスや情報連携ミスによる遅延といったトラブルが後々発生するリスクを減らせます。

ツールの管理権限や情報連携の仕組み、業務タスクの優先度や進捗管理などできるだけ細かく設定しておき、場合に応じて柔軟に変更するのがおすすめです。

 

③ ツールで得た情報を部門間で連携する

ツールを通じて取得した様々なデータは営業や顧客対応といった他の部門と連携して運用することで、会社全体の業務負担を減らすことができます。

特にCRMやMAのツールには営業活動を効率的に管理するSFA(営業支援)の機能と連携できるものも多く、部門間での送客などをより効率よく進められます。

 

④ ツールによる効果を測定するようにする

ツールによってはSNS投稿のPV数やメールの開封率など、ユーザーのリアクションを何らかの数値として測定する機能が備わっています。

よりツールによるマーケティングの効果を高めるためには、定期的にこうした数値を分析していくことで現状の成果や課題点を把握することが重要です。

 

マーケティングツールは目的や課題から選ぶのがベター

デジタルマーケティングの業務を自動化・効率化することで、担当者の作業負担を軽減してくれるマーケティングツール。

国内外に無数のツールがあるなか、現状会社においてどんな課題が生じているかによって効果を発揮してくれるツールは大きく変わります。

ターゲット調査やDM運用など負担を軽減させたい業務からどんなツールがあるのか調べていき、料金体系やサポート体制などを細かく比較しながら自社で使えそうなツールを見つけてみてください。

 

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