デジタルブックってPDFとは何が違う?メリットや具体例をご紹介

デジタルブックってPDFとは何が違う?メリットや具体例をご紹介プロモーション

商品開発や営業などビジネスのあらゆる場面で利用されているPDF。

デバイス環境に関係なく同じ内容・同じデザインの文書ファイルを手軽に共有できる点から、1993年の本格的なリリース以来現在にいたるまで世界中で使われています。

このPDFの機能をさらに発展させたものがデジタルブックです。

PDFに比べるとそれほど広く普及していないかもしれませんが、マーケティングやプロモーションの場で痒い所に手が届くような役立つ特徴があるんです。

本日はデジタルブックのPDFとの違いから見た特徴と、その特徴から見た利用例の案をご紹介します。

デジタルブックは「環境にかかわらず読みやすくした電子書籍」

デジタルブックは紙媒体の書籍のようにページを1つずつめくりながら読むことのできる電子書籍のようなものです。

実際に読書する感覚で読み進められるため、従来の電子書籍の形式に慣れない方でも操作しやすいといえます。

PDFを読むのにアクロバットリーダーが要るように、多くの文書ファイルや電子書籍が閲覧用のソフトやアプリを必要とするのに対し、デジタルブックはいつも使っているWEBブラウザから直接閲覧できるようになっています。

誰でも簡単に見やすいという特徴から、デジタルブックは説明書やガイドブック、案内本など一般的に無料で配布されることの多い冊子のWEB版として作成されることが多いです。

かつてデジタルブックはFlashで作成されたものが主流でしたが、iPhoneなどFlashの規格に対応していないデバイスが普及したことを受け、現在では一般的にどんな環境でも閲覧できるHTML5形式で作成されています。

弊社東洋美術印刷でもデジタルブックの制作事業を展開していますが、もちろんこのHTML5形式のものを取り扱っています。

デジタルブックとPDFの違い

① SEO対策に適している

GoogleやYahoo!などの検索エンジンはPDFよりHTML5形式の文書ファイルのほうが内容を認識しやすくなっています。

PDFは視覚的に文書レイアウトが崩れないよう、内部の文書を独自の規則を用いてまとめています。

その為に一般的なWEBサイトに比べてPDFは内部構造が複雑になりやすく、検索エンジンのロボットが内容を把握しづらくなるため検索結果に表示される優先度も低くなってしまいます。

デジタルブックで用いられているHTML5は内部構造について客観的に分かりやすく記述しているため、検索エンジンのロボットが内容を読み取りやすいため、検索結果の表示順位が向上しやすくなります。

さらにデジタルブックはGA4などの外部ツールを用いたアクセス分析にも対応しています。

どのページのどの部分でどのようなアクションを起こしたか把握しやすくなるため、より具体的なユーザーの行動分析ができるようになります。

② 音声や動画を挿入できる

デジタルブックには音声や動画を挿入することで、文字では表現しきれないことも感覚的に伝えられるようになっています。

従来の文書ファイルでは画像か図表ぐらいしか入れられなかったため、ものの動きや雰囲気などを読者に直接伝えるのは困難でした。

しかしデジタルブックならこれらの物事を言葉のみで表現する必要がなくなるため、読者によって文章の受け取り方が微妙にずれてしまい異なる解釈をされてしまうこともありません。

またデジタルブックならYouTubeやGoogleマップなど外部サイトのコンテンツも掲載できるため、WEBサイトやアプリのような使い方をデジタルブックに盛り込むことも可能です。

音声を自由に入れられるため、英語や中国語などに訳した文章を入れることで外国人の方にも伝わりやすいデジタルブックも実現できます。

③ 気軽に中身を更新できる

従来の文書テキストの場合は全てのページの原稿データをまとめて1つのファイルとして保存するため、たとえ1ページの1文字だけ修正したとしても全ての原稿データを結合させたファイルを再びアップロードする必要があります。

一方、デジタルブックは1ページ単位で原稿データの追加・削除・差し替えができるため、公開後に誤字が見つかったからそこのページだけ修正したいといった場合にもスムーズに対応できます。

またページを後から増減した場合、目次やノンブルは製作ツールが自動修正してくれるため修正を忘れてノンブルが重複したり欠落したりすることも防げます。

デジタルブックはどんなものに活用できる?

商品のカタログやパンフレット

デジタルブックなら商品を作っているところや使っているところを音や映像を交えながら読者にアピールすることができます。

そのため従来の冊子などでは伝えきれなかった商品の魅力を広く紹介したい時にデジタルブックは効果的なツールとして使えます。

また外部ツールを連携してアクセス分析を行うことでどのページに読者が関心を持ちやすいかがわかるため、商品のマーケティングにもデジタルブックは役立てられます。

イベントやキャンペーンの案内

デジタルブックは不特定多数の方に見てもらいたいイベント案内にも向いています。

スケジュールや開催場所などが急に変更になっても、デジタルブックならすぐ原稿データを更新できるため、簡単に最新の情報へ差し替えて提供できるようになっています。

また外部ツールと連携することで過去に行ったイベントを動画で紹介したり、最寄り駅から開催場所までのルートを地図で表示させることも可能です。

大型施設や観光地などのパンフレット

スマホと親和性が高いデジタルブックは、遊園地など大型施設や温泉街などの観光地といった場所を案内するためのコンテンツとしても活用できます。

電話番号のリンクを貼ってレンタカーやレストランなどの予約をノンストップで行えるようにするなど、工夫次第でユーザビリティが高いデジタルブックを来客に提供できます。

まとめ

デジタルブックは多機能であらゆる所で活用できる

デジタルブックは動的コンテンツを自由に掲載できる点やページごとのアクセス分析に対応している点など、今までの文書ファイルにはなかった特徴を多く持っています。

文章ではうまく伝わりづらかった商品の魅力をアピールしたり、変更事項の多いイベント内容を効率よく更新したり、画面から店舗や施設に直接連絡できるようにしたりなどデジタルブックならではの機能を活かせば、紙の書籍とデジタル文書とWEBページの利点を兼ね備えたコンテンツを提供することができるでしょう。

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