昨今のデジタルマーケティングにおいて、動画コンテンツの重要性はかつてないほど高まっています。
しかし、「動画制作はコストがかかる」「撮影や企画に時間がかかる」とハードルを感じている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、既存の印刷物データを二次利用する「パンフレットやチラシの動画化」という手法です。
自社ですでに作成したパンフレットやチラシのDTPデータ(Illustratorなどのデザインデータ)を活用して内容を動画化することで、格安かつ短納期で高品質な動画をプラスで納品・制作できるサービスです。
本記事では、「パンフレットの動画化」の仕組みから、格安で動画制作ができる理由、さらには実際の企業事例までを徹底解説します。
パンフレットの動画化とは?格安で高品質な動画を制作できる理由
パンフレットの動画化とは、その名の通り、紙媒体として作成されたパンフレットやチラシ、カタログなどのデザインデータ(DTPデータ)を再利用し、アニメーションやエフェクトを加えて映像コンテンツに展開する手法です。
なぜこの手法が格安で高品質な動画制作を実現できるのか、その理由を詳しく紐解いていきましょう。
DTPデータを活用した動画作成手法
企業がプロモーション活動を行う際、パンフレットやチラシといった紙媒体が最初に作成されるケースが多いです。
これらの印刷物を作成するためには、プロのデザイナーがIllustratorやInDesignなどの専用ソフトを用いて「DTPデータ」と呼ばれる高精細なデザインデータを作成します。
この完成済みのDTPデータを構成する文字、イラスト、写真、グラフなどの要素(パーツ)を分解し、動画として動きをつけることで、新たに動画コンテンツへと展開できます。
既存の資産を最大限に活用できるため、効率的なプロモーション展開が可能になります。
一から撮影・制作しないため格安動画化が実現
一般的な動画制作において最もコストと時間がかかるのが、「企画・構成」「キャスティング(出演者の手配)」「ロケ撮影」「スタジオ代」「イラスト制作」などの初期工程です。
しかし、パンフレットから動画を作成する最大の強みは、これらの工程をまるごとカットできる点にあります。
動画化に必要な素材(テキスト、写真、イラスト)や、伝えたいメッセージの構成は、すでに紙媒体制作の段階で完成しているからです。
そのため、新規に動画用の撮影を行ったり、ゼロから台本を作成したりする手間が省け、結果として通常の映像制作の相場と比較して、圧倒的に格安での動画化が実現するのです。
予算が限られている案件や、SNSなどの動画プラットフォームにコンスタントに動画を投稿したい企業にとって、非常にコストパフォーマンスに優れたサービスと言えます。
パンフレットと動画のトーン&マナー統一が可能
パンフレット動画化のもう一つの大きなメリットは、企業やブランドの「世界観(トーン&マナー)」を紙媒体とWeb動画で完全に統一できる点です。
印刷物のデザインを担当したデザイナーの意図や、選定されたフォント、コーポレートカラー、レイアウトの美しさをそのまま動画の画面上に引き継ぐことができます。
ユーザーが展示会で紙のパンフレットを受け取った後、Webサイトで同じデザインテイストの動画を目にすることで、ブランドに対する信頼感や記憶への定着率が大幅に向上します。
格安であるだけでなく、ブランディングの観点からも非常に有効なアプローチです。
一社にまとめて発注でディレクションコストや手間を大幅削減
紙のパンフレット制作と動画制作を別の会社に発注すると、それぞれの担当者との打ち合わせや進行管理の手間が二重に発生してしまいます。
印刷物の制作から動画化までを一社にまとめて発注すれば、窓口が一本化され、コミュニケーションコストを劇的に削減可能です。
手元のDTPデータやデザインの意図を直接動画の制作プロセスへスムーズに共有できるため、認識のズレが起きにくく、修正作業などのやりとりも迅速に行えます。
管理工数やディレクション費用といった「目に見えにくいコスト」を抑えることができ、さらなる短納期と低価格化の実現につながります。
パンフレット動画化の具体的な活用シーンとおすすめの業種
格安で作成できるパンフレット動画は、ビジネスのあらゆるシーンで活躍します。
文字や写真だけでは伝わりにくい情報を、動きと音で直感的に訴えかけることができます。具体的な活用シーンを見ていきましょう。
営業ツールやプレゼン資料でのパンフレット動画化
営業担当者が商談時に使用する会社案内や製品パンフレットを動画化することは、営業活動の標準化と効率化に直結します。
BtoBの複雑な商材や無形サービスの場合、担当者のトークスキルによって顧客への伝わり方にバラつきが出がちです。
しかし、要点がまとまった動画を再生すれば、たった数分でサービスの魅力を均一かつ論理的に伝えることができます。
「ここぞ」というプレゼンテーションの冒頭で流すことで、顧客の関心を一気に惹きつけるアイスブレイクとしても機能します。
採用活動や説明会における会社案内パンフレットの動画化
採用市場が激化する中、求職者に対して自社の魅力をいかに短時間でアピールするかが重要になっています。
採用パンフレットの動画化は、合同企業説明会などの人が密集するイベントでも効果を発揮します。
採用パンフレットをただ配るよりも、先輩社員のインタビュー記事や1日のスケジュールのページをモーショングラフィックスで動かし、ポップなBGMを付けるだけで、求職者の目をひくことができます。
採用サイトのトップページに埋め込んだり採用SNSへ掲載したりするなど、動画の使い道が非常に多い活用シーンです。
展示会やイベントブースでのアイキャッチ動画の活用
展示会や見本市では、いかにして来場者の足を止め、自社ブースへ誘導するかが勝負の分かれ目となります。
大型モニターに、配布しているカタログやチラシとリンクした動画を流しておくことで、アイキャッチの効果を生み出します。
「あ、あの動画で流れている商品のパンフレットはこちらです」と、スタッフが声をかける自然なきっかけ作りにもなります。
一から展示会用の豪華な映像を制作しなくても、手持ちのチラシデータを格安で動画化するだけで、ブースの集客力がアップします。
【当社制作事例】紙媒体の動画化で成果を上げた3つの活用ケース
ここでは、東洋美術印刷が実際に紙の印刷物データ(パンフレット・チラシ・リーフレットなど)を活用し、動画制作を担当させていただいた3つの事例をご紹介します。
当社の強みである「DTPデータの分解・再構築」を活かし、どのように動画プロモーションを展開したのかぜひ参考にしてみてください。
公的機関の事例:事業案内パンフレットを動画化
ある公的支援機関では、事業者向けに展開している各種支援プログラムの案内パンフレットを作成していました。
このプログラム内容をWebサイト上でも発信するにあたり、「テキストや静止画よりも動画の方が閲覧者にわかりやすく伝わる」と思いつつ、ゼロから動画を制作するだけの予算は確保できない状況でした。
そこで当社にて、既存のパンフレットのDTPデータから動画を作成する方法をご提案しました。
紙面に掲載されていた図解やテキストに動きを加えることで、Webという媒体特性に合わせた「わかりやすい・伝わりやすい」動画コンテンツを、手間なく予算内で実現しました。
限られた予算の中でも、ユーザー目線に立った効果的な情報発信ができた事例です。
学習塾の事例:合格体験記をSNS用の縦型動画へ展開
ある学習塾では、生徒の合格体験記をまとめた冊子を制作しており、WebやSNSでの情報発信にも活用したいと考えていました。
しかし、SNS運用予算やご担当者のリソースが限られており、ゼロから動画を作成するのは難しい状況でした。
そこで当社から、既存の体験記冊子の印刷用データを用いて、SNS用のショート動画(縦型動画)を作成する手法をご提案し、制作を担当いたしました。
誌面で使用していたイラストやキャッチコピーなどの素材をそのまま活用し、スマホで見やすいアニメーションに再編集。
既存データを流用することでコストを抑えつつ、手軽にSNS用のコンテンツを作成・投稿できる体制を整えるお手伝いができました。
生命保険会社の活用サンプル:複雑な商品パンフレットを動画化
生命保険をはじめとする金融商品は、保障範囲や仕組みが複雑になりがちで、パンフレットの誌面も文字や図解が多くなりやすい特徴があります。
顧客が誌面を読むだけでは理解しづらい部分を補完するため、当社ではこれまでに、金融機関様のパンフレット制作からそのDTPデータを活用した解説動画の作成まで、数多くの実績を重ねてまいりました。
▼【動画】パンフレット動画化サンプル
複雑な商品の「保障の仕組み」や「条件」に関する図解ページを動画化し、イラストや矢印を順に動かすことで、ステップに沿った視覚的な理解をサポートできます。
営業担当者が商談時にタブレットで再生して見せる解説ツールとして活用すれば、説明の質を均一化し、顧客の納得感を高める効果が期待できます。
まとめ:紙媒体の動画化で格安かつ効果的なプロモーションを
既存のチラシやパンフレットのDTPデータを二次利用することで、新規で映像を撮影・制作する手間を省き、プロモーション動画を低価格・短納期でプラスできます。
幅広い業種で導入事例が増えており、紙とWebのクロスメディア展開による相乗効果は絶大です。
「動画プロモーションを始めたいが予算がない」「せっかく作ったパンフレットをもっと有効活用したい」とお考えのご担当者様は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
東洋美術印刷株式会社では、印刷会社ならではの知見を活かし、紙媒体から動画コンテンツまでワンストップで最適なソリューションをご提案いたします。
パンフレット動画化や格安での動画制作にご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。



