「VR360」導入で今までにないプロモーション活動が可能に (小森コーポレーション様)

「VR360」導入で今までにないプロモーション活動が可能に (小森コーポレーション様)事例紹介

事例の概要

導入前の課題
商談機会を増やすために、展示会だけではなくオンラインでのマーケティング施策を検討したい
導入後の効果
・海外の顧客に展示会コンテンツを提供できるようになった
・メルマガ回帰率が4倍になった
導入理由
動画や説明文などのコンテンツをVR上で連携でき、イメージしていたことがほぼ実現できると感じたため

※ 回帰率とはメールマガジンの中のURLをクリックした割合のこと

事例の詳細

Q 小森コーポレーション様の自社紹介、自部門のミッション等を教えてください

柴田様株式会社小森コーポレーションは、1923年の創業以来、オフセット印刷機、紙幣印刷機といった社会や文化を支える印刷機械づくりにまい進してきました。加えて、現在はデジタル印刷事業、PE(プリンテッドエレクトロニクス事業)、さらには印刷前後工程の機器や印刷機器用資材の供給に分野を広げ、事業展開をしています。グループ全体の製造拠点は国内外で9か所を有し、グローバル企業として、これまで世界約90か国のお客様からご評価をいただいてきました。
 
創業100周年の節目にあたり、経営理念を「感動企業の実現」に改訂するとともに、「プリントテクノロジーで社会を支え感動をもたらす」というパーパスを制定し、企業価値を高めていきます。

Q 導入前の課題を教えてください

柴田様コロナ禍以降、人の移動が制限される状況が続き、展示会自体も延期や中止となるケースが増え、商談機会のロスが発生していました。従来の営業活動に加えて、デジタルを活用した新たなマーケティング施策が求められるようになり、SNSを活用した動画配信などの施策を行なってきましたが、展示会におけるデジタルを活用したプロモーションについては、どうすればよいのかという悩みがありました。ブランドコミュニケーション部 プロモーション課 係長 柴田 希様
ブランドコミュニケーション部 プロモーション課
係長 柴田 希様

Q 導入のきっかけを教えてください

柴田様上司から東洋美術印刷でオープンハウスがあるので、見学をしてきて欲しいということで、後輩と見学に行きました。そのオープンハウスの中で、VRソリューションの紹介を受けたのがきっかけです。VRソリューションについては、美術館などでVRソリューションを活用しているのは知っていましたが、担当者の方から説明を受け、このソリューションを使えたら、コロナ禍で展示会に来場できない遠方の方に対しても、当社の出展情報をデジタルで訴求できると思い、上司に報告しました。
 
その後、2022年11月に東京ビックサイトで開催されたIGAS2022国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展というイベントに125小間のブースを出展しました。この展示会でVRを活用し展示会後のプロモーション活動に活用できるのではと思いました。

Q 導入の決め手を教えてください

柴田様VR空間でどのようなことが出来るのか確認させていただきました。その中で、VR空間中に、製品紹介テキストや動画(デモンストレーション動画やユーザー事例動画)、製品CGなどをコーナー別に多種多様なコンテンツを連携配置できるという説明を受けて、事前にイメージしていたことがほとんど出来るということが分かりました。
デジタルを活用して、各コンテンツの連携デザイン全般をデザイナーやクリエイター人材を保有する東洋美術印刷さんならできると思えたことです。
 
担当者の方より、言語対応も可能であるという説明を受けて、多言語でVR空間を用意すれば海外や国内の遠方のお客様も自由に観ることができ、今までにないプロモーション活動ができると思いました。
さらに展示会が終了したあとも、VR空間では展示会場を見ることができ、リアルに近い効果が見込める可能性が考えられたためです。展示コストもかからず、VR空間なら低予算で展示会を継続できると判断できたことです。
VR IGAS KOMORI boothVR IGAS KOMORI booth

VR IGAS KOMORI booth  

Q 導入後の成果があれば教えてください

柴田様VR空間公開後は多くの方にご覧いただき、実際にVR空間を見た方からは、「迫力がある!」「展示会がリアルに感じられ圧倒された!」などの反響がかなりありました。営業からも「展示会などには今後も有効に使えると思う」「メルマガでもお客様に紹介していて、とても重要なコンテンツだったと思う」という意見をいただきました。IGAS関連のメルマガ開封率の平均値は25%でしたが、そのうちVR空間のメルマガ開封率は35%でした。また、メルマガ回帰率は8%と平均回帰率(2%程度)より4倍も高い数値でした。
 
展示会終了後も数か月間はVR空間の公開をしていましたので、SNSでの紹介や、営業活動でもVR空間を利用して、展示会でのデモンストレーションの様子などを見ることができる営業ツールとしての役割を果たしたと思います。ポストコロナで海外からの来場者は少なかったですが、英語版を作成したことで、現地法人のソーシャルメディアを通じて海外のお客様へも展示会のコンテンツを届けることができました。その後、海外で開催された展示会において、他社がVRソリューションを公開していたのを見た時に、他社よりも先に新しいデジタルを活用したプロモーション活動ができたと個人的に感じました。

Q 今後の展開/弊社への期待を教えてください

柴田様今回は展示会でVR空間を利用しましたが、当社の施設紹介などでVR空間を活用すれば、国内はもとより海外ユーザーに対して当社についての認知度が上がるのではないか。また、就職活動をされている学生の方やこれから入社される方に「小森コーポレーションはこういう会社です」というイメージを持ってもらうためにオフィス空間をVR化として用意しておけば自社のプロモーションツールとしても有効に活用できそうだと感じました。今後はそのような活用をしていければ良いと思っています。
 
デジタル分野は日々進歩していますし、できることはどんどん増えてきています。そのような中で「お客様にとって、どのようなベネフィットが得られるのか」という観点を持ち、そこから逆算してサービスを作っていけるとより良いものが提供できると思います。自社も含め、東洋美術印刷様へはそのようなサービスの提供を期待します。

(左から) 東洋美術印刷株式会社 石井 陽太 小森コーポレーション株式会社 柴田 希様 東洋美術印刷株式会社 根本 一朗

(左から)
東洋美術印刷株式会社 石井 陽太
株式会社小森コーポレーション 柴田 希様
東洋美術印刷株式会社 根本 一朗

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