【実写VR導入事例4選】「遠い」「伝わらない」を解決するVR360活用法:オンライン展示会・ショールーム・技術広報を強化

【実写VR導入事例4選】「遠い」「伝わらない」を解決するVR360活用法:オンライン展示会・ショールーム・技術広報を強化プロモーション

場所と時間の制約をなくす「VR360」が解決するビジネス課題

展示会やショールームへの集客低迷、あるいは遠隔地の顧客への施設案内が困難であるといった課題は、多くのマーケティングや営業推進担当者にとって喫緊の課題です。
また、自社の専門的な技術や製品を、知識のない層にいかに「わかりやすく伝えるか」という広報上のお悩みもあるかと思います。

これらの課題を解決するために注目されているのが、高画質な360°実写VRとコンテンツを掛け合わせた顧客体験型サービス「VR360」です。

VR360は、空間の撮影データをもとにMatterportを活用してデジタルツインを生成し、これをWebコンテンツとして提供するサービスです。
専用のVRゴーグルやアプリは不要で、ネット回線があればWebブラウザから手軽にアクセス・閲覧が可能です。
VR360を導入することで、以下のようなビジネス課題を解決し、効果の高い顧客接点を創出できます。

  • オンラインでの商談機会・顧客接点の創出
  • 遠方顧客への施設のリアルな案内(ショールーム、イベントスペース)
  • 専門性の高い技術や製品の視覚的な伝達(技術広報、教育)

本記事では、実際にVR360を導入し、上記の課題を解決した4つの企業事例に特化して、その具体的な活用法と成果を解説します。

課題解決事例4選:VR360で実現するマーケティングと情報伝達の仕組み

【オンライン展示会・商談機会の創出】株式会社小森コーポレーション様

課題
営業活動に加え、デジタルを活用した新たなオンラインマーケティング施策が求められていました。

解決策
国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展(IGAS2022)のブースをVR化し、製品紹介テキスト、デモンストレーション動画、製品CGなど多種多様なコンテンツを連携させたVR空間を制作し、オンラインのマーケティング施策として活用しました。

導入効果

  • VR空間公開後、多くの方から「迫力がある」「展示会をリアルに感じられた」といった反響を得ました。
  • VR空間を紹介したメルマガの開封率は35%(平均25%)、メルマガ回帰率(URLクリック率)は8%と、平均回帰率(2%程度)の4倍も高い数値を記録しました。
  • 展示会終了後もVR空間を数ヶ月間公開し、営業活動におけるデモンストレーションの様子を見せるツールとしての役割を果たしました。
  • 英語版を作成したことで、海外のお客様へも展示会のコンテンツを届けることができました。

詳しい導入事例やお客様インタビューはこちら

 

【遠隔イベントスペースの内覧・集客】東京シティアイ様(運営:株式会社JTBコミュニケーションデザイン)

課題
東京駅直結という好立地にあるイベントスペースの主催者は日本全国にいるため、HPやパンフレットの情報だけでは遠方の主催者にスペースの全体像や各種設備の様子がリアルに伝わらないという課題を抱えていました。

解決策
イベントスペースをVR化し、「Virtual Tokyo City i」としてHPで公開しました。

導入効果

  • 遠隔地からでもリアルな内覧が可能となりました。
  • 商談後のフォローアップコンテンツとしてVRを活用し、VR内に実際のイベント写真などを載せることで、具体的なイメージを持ってもらうための「最後の一押し」として活用しています。
  • 利用を検討している方に、時間や場所を問わず内部を見学してもらうことが可能となり、顧客満足度の向上や来場予約数向上も期待されます。

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【遠方顧客へのショールーム視察・新規顧客獲得】富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社様

課題
ショールームが全国で東京本社にしかないため、首都圏以外のお客様に足を運んでもらうことが難しいという物理的な課題がありました。
また、既存のコンテンツサイト(FG PLATZ)のユーザー層が固定化されており、新しいお客様を獲得するための施策が求められていました。

解決策
ショールームのリニューアルに合わせVR化。新たな導線として活用を開始しました。

導入効果

  • ショールームにお越しいただくための新たな導線の一つとなりました。
  • 各地の営業担当者が、言葉で説明するよりもVRを見せることで、ショールームで体験できることをお客様に理解してもらいやすくなりました。
  • メールマガジンのコンテンツとして定期的にVRを紹介することで、顧客接点となるデジタルマーケティング施策としての活躍が期待されています。

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【専門技術のわかりやすい伝達・施設見学の下見】株式会社フジタ様

課題
総合建設会社として、専門性の高い技術を、建築・土木・環境などについて深い知識を持たない社内外の顧客にいかにわかりやすく伝えるかという訴求方法に悩んでいました。また、コロナ禍を経てWebサイト上での情報発信の必要性も感じていました。

解決策
現地を訪れることなく技術センターを体験できる「VR360」を導入し、フジタの技術への取り組みを紹介し、体験してもらう機会を提供しました。

導入効果

  • オンラインでの施設見学や、来訪前の下見、見学後の振り返りを可能にし、技術への印象づけを強化しました。
  • 技術センターに来られない方へもオンラインで見学してもらい、「伝わらない」を解消しました。
  • 営業部門においても、顧客への説明ツールとしてVRが活用されています。

詳しい導入事例やお客様インタビューはこちら

 

VR360がビジネス課題解決を加速させる3つの特徴

上記4つの成功事例は、VR360の持つ高い利便性と機能性によって支えられています。

高画質・高精細な実写による高い臨場感

VR360は、Matterportの技術を用い、4K画質で高精細な実写撮影を実現します。

実写を用いるため、CGで仮想空間を一から作るメタバースに比べ、納期を短縮し、費用も抑えられるというメリットがあり、高いコストパフォーマンスを提供します。ズームしても細部までくっきりと表示され、現地にいるような臨場感がそのまま伝わります。

外部コンテンツとの柔軟な連携機能

実写空間に動画、画像、テキスト、リンクといった多様なコンテンツを埋め込むことができます。

これにより、単なる360°映像ではなく、情報量の多いオンライン展示会やショールームとして機能します。
また、URLの埋め込みも可能なので、YouTubeなどの外部コンテンツと連携させ、機械が動く様子を動画で紹介したり、経路を地図で表示させたりすることが可能です。

アクセス解析による効果測定と改善

VR360では、GA4(Google Analytics 4)と連携してアクセス状況を測定した内容を、定期的にレポートとして提供する機能が利用可能です。

ユーザーが「どこに興味を持っているのか」「VR上での滞留時間」といったデータを取得できるため、オンライン施策の効果測定や改善に活用できます。

 

まとめ:VR360で実現するWEB集客とエンゲージメント強化

VR360は、「遠隔地からの内覧」「オンライン展示会」「技術広報」といった、BtoBビジネスにおける顧客とのコミュニケーション課題を直接的に解決する強力なツールです。

  • 遠方のお客様を施設まで呼び込むための新たな導線を確立したい。
  • 展示会が減少する中で商談機会をオンラインで確保したい。
  • 専門性の高い情報を、視覚的にわかりやすく伝えたい。

これらの課題に対し、VR360は時間や場所の制限を受けないWEB集客の仕組みを提供し、企業のリード獲得および顧客エンゲージメント強化につなげます。

VR360の導入や、具体的な活用アイデアについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の関連資料をダウンロードいただくか、ご相談窓口までお問い合わせください。

 

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