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水なし印刷

グリーン購入法に採用された廃液を出さない印刷方式

水なし印刷とは?

VOC(揮発性有機化合物)等の廃液を出さない、環境にやさしい印刷方式です。
印刷は「水あり印刷」が一般的な方式として採用されており、刷版の現像で使用する強アルカリ性現像液と、印刷工程で使用する大量の湿し水からVOCを含む環境に有害な廃液が発生します。

水なし印刷方式は、強アルカリ性現像液も湿し水も使用せずに印刷が行えるため、廃液が生じない環境にやさしい製造工程を実現できます。
品質においても、水を使わないことからインキの滲みが少なく、紙の伸び縮みが軽減でき、絵柄のズレ(見当ズレ)が発生しにくい精度の高い印刷を実現できます。

水なし印刷が廃水を出さないしくみ

Issue

グリーン購入法に準拠した発注をしたい

会社の規則としてグリーン購入法に準拠していた発注をする必要がある。

環境配慮していることを示したい。

環境配慮型の発注をしていることをマークなど入れて対外的に示したい。

グリーン購入法に採用されています

VOCの提言に向けた取り組みを推進する趣旨から、水なし印刷の導入は「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(略称:グリーン購入法)」で『印刷工程の配慮項目』として設定されています。

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高精度で予備紙も少ない

水なし印刷は用紙と水が触れることがないので、紙の伸び縮みに悩まされずに印刷できます。 そのため絵柄がぶれることなく、インキも滲まずにくっきりときれいに印刷できます。 絵柄合わせのための予備紙も節約できることから、紙資源にもやさしい印刷方式です。

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バタフライマークで環境配慮を示す

水なし印刷を行った印刷物にはバタフライマークを表示できます。 また、カーボンオフセットとの組み合わせでは印刷物のCO2排出量が明記できるようになり、より具体的な環境対応アピールにつながります。

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水なし印刷には苦手なことも・・・

水を使用しないことでいくつかの問題を解決しながら印刷する必要があります。 ・静電気で紙がくっつき裏づき(ブロッキング現象)が起こりやすい ・インキが堅くて紙の表面が剥ける(ピッキング現象)が起こりやすい など、これらの現象を防ぐために、用紙選定や納期設定など、事前に営業とご相談ください。

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