お得感を倍増させる ユニークな「クーポンガチャ」事例

お得感を倍増させる ユニークな「クーポンガチャ」事例プロモーション

お店や商店街で使えるクーポン、上手く利用すればかなりお得になるので日常的に駆使してる人も多いでしょう。

最近ではただクーポンを配布するだけではなく、ちょっとした遊び心を取り入れたものも少なくありません。

日本中で無数の商店街やショッピングモール、ネットモールが競い合う現代、自分たちのお店を使ってもらえるようにするには、インパクトやお得感のあるクーポンでお客さんをひきつけてあげることが重要です。

多くの商店街などでは「クーポンのガチャガチャ」が導入されていて、当たったお客さんにより強いお得感を感じさせる試みが施されています。

今回は商店街などのユニークな「クーポンガチャ」を紹介いたします。

商店街も「ゲーミフィケーション」の時代

ゲーム要素をものごとに取り入れることを「ゲーミフィケーション」といいます。

単純に誰にでも配られそうなクーポンをもらうより、抽選やガチャガチャなどでクーポンをもらったほうがレア感やお得感が出ますよね。

さらに同じ費用でも100円のクーポンを1万人に配るより「10名に1万円、100名に5,000円、外れても40円引き」という内容のクーポンのほうが、話題性が出るうえにお客さんの好奇心も刺激できます。

アイスを食べて「当たり」の棒が出たらもう一個もらえる、自販機でジュースを買ったときに画面に出る数がそろえばもう一本もらえるというように、普段生活している中でもゲーミフィケーションの例は色々見つかります。

 

ユニークな個性が光る「クーポンガチャ」事例

商店街の描写でよく海外旅行や高級食材があたる福引の様子を見たことがあるかと思います。

あの福引が今、ガチャガチャとして様々な商店街やお店で進化を遂げていて、唯一無二の面白いクーポンガチャもいたるところで見られます。

 

毎日お得な気分になれる「クーポンカレンダー」

ソシャゲアプリの「ログインボーナス」のように、毎日色々なクーポンが利用できるカレンダーが大阪の商店街でつくられました。

2013年、大阪市の下町・玉造にある4つの商店街が地元の大学生やカレンダー会社と連携して、「クーポン付きの日めくりカレンダー」を作成しました。

クーポンの内容は「レストランで一品料理をサービス」「2,000円以上の買い物で10%割引」というように毎日違っているため、めくるたびにどのようなものか楽しめます。

様々な業態のお店が集まる商店街だからこそできる、あらゆるタイプの商品やサービスに使えるクーポンを一つのカレンダーにできたといえますね。

この日めくりカレンダーは地元の新聞やテレビでも紹介されるほど話題となり、コロナの影響で配布が中止となる2020年までの間、毎年新しくつくられました。[注1]

 

VR技術を生かした最先端のクーポンガチャ

近年目覚ましい進化を遂げている「VR技術」を使ったクーポンガチャも出てきています。

関西屈指の繁華街、大阪・道頓堀。この町を流れる道頓堀川に2022年3月、期間限定のVR釣り堀が出現しました。

これは旅行会社・JTBがNTTドコモなどと提携して大阪万博に向けて開発を進める「道頓堀DXパーク」の実証実験で、橋の上からスマホカメラで川を移すと、画面にバーチャル上の水面が登場して、手の動きにあわせて魚を釣りあげられます。

釣った魚の大きさなどに応じて、道頓堀商店会で使えるデジタルクーポンがもらえます。

まだ本格的なリリースはされていませんが、まさにVR技術を活かした新たなクーポンガチャの形ですね。[注2]

 

お得に地元にちなんだアイテムが買える「市川まちガチャ」

2022年3月、千葉県市川市で地元にちなんだかわいらしいグッズをもらえてお得なクーポンまで手に入るユニークなクーポンガチャが登場しました。

市川まちガチャでは、実在する市内の町名をモチーフにしたプレートや巾着が手に入ります。

カプセルの中にはクーポン付きの紙片も入っており、市内の多数の店舗で実際に利用できます。

中には整骨や写真撮影などのサーヴィスが1,000円以上割引になるものもあって、1回500円のガチャガチャで出たクーポンと考えるとかなりお得といえます。

このガチャガチャは市川市内で評判を呼び、小判型のプレートは新たな町名のものが随時リリースされています。[注3]

 

まとめ

ゲーミフィケーションで一味違う集客戦略を

クーポンの配布は新たな顧客を生み出すのにある程度は効果的ですが、今の時代多くの店で似たようなクーポンを配布していると考えるとなかなか差別化も難しいもの

お客さんにお店への関心を持ってもらうためには、ガチャガチャやくじなどで中身がランダムなクーポンが手に入るような仕組みが効果的です。

よりお得なものを手に入れたいお客さんも現れますし、実際手に入ったら普通にクーポンを入手するよりもインパクトに残るかもしれません。

このようなゲーミフィケーションを生かしたマーケティングやキャンペーンは、スマホアプリの機能を使って簡単に作れるため、実はあまり人数や時間をかける必要もありません。

ユニークなクーポンガチャ、これからも増えていくといいですね。

 

関連リンク

[注1] 玉造地区商店街活性化プロジェクト
[注2] MoguLive「現実の道頓堀で魚釣りゲームができる!? スマホを使ったコンテンツが期間限定で登場」
[注3] 千葉県市川市ご当地ガチャ「市川まちガチャ」

 

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