【セミナーレポート】カーボンオフセットのしくみを学ぶSDGsセミナーを開催しました。

【セミナーレポート】カーボンオフセットのしくみを学ぶSDGsセミナーを開催しました。SDGs

2021年1月28日に「カーボンオフセットのしくみを学ぶSDGsセミナー」を、WEBセミナーの形で開催いたしました。

今回は、その様子をレポートします!

セミナー内容

菅政権の誕生を機に、日本も本格的な脱炭素社会へ舵を切ろうとしています。

国内外で脱炭素へ向けて改めて大きく動き出している今、「13気候変動に具体的な対策を」に焦点を当て、CO2排出量削減(脱炭素)のしくみを1時間のセミナーでご紹介しました。

最初に、一般社団法人 日本WPA 事務局長 小川勇造氏が登壇しました。

ようちゃん
ようちゃん

一般社団法人 日本WPAについて詳しくは公式サイトをご覧ください!

以下、小川事務局長のお話しを要約してお伝えします!

 

二酸化炭素排出権購入のしくみ「カーボンオフセット」について

印刷物のカーボンオフセット

出版物や広報宣伝物、パッケージ等の印刷物のCO2排出量を実質0で印刷するには、印刷物にカーボンオフセットを採用することで実現可能です。

 

① 印刷物を制作する工程で排出するCO2量を正確に把握する

日本WPA所有のソフトウェアにて、原材料調達、生産段階、流通、保管、廃棄、リサイクル全ての段階でCO2排出量を計算できます。

 

② 計算したCO2排出量の全量を削減する

環境省が推奨するカーボンオフセット制度「J-クレジット制度」を利用して、排出CO2全量を相殺することで、CO2排出量の実質0が実現します。

J-クレジット制度とは、ソーラー発電や風力発電等の再生エネルギーの採用、適切な森林管理によるCO2の排出削減・吸収量を国が保証したクレジットの売買制度です。

買い手の提供した資金に相当するCO2削減量を、買い手のCO2削減量とみなして相殺します。これがJ-クレジットを使用したカーボンオフセットの仕組みです。

カーボンオフセットのしくみ

 

印刷のカーボンオフセットを行うメリット

  • 実質的にCO2排出量ゼロの印刷物を制作できる
  • クレジットの購入で資金が循環し、さらなる地球温暖化の防止活動に活用される
  • 各地で創出されたクレジットの購入で、地域貢献に参加できる
  • 地球温暖化防止、CO2削減への貢献として公表し、広報活動に活用できる

 

CO2排出量の試算とオフセット量について

実際に印刷物のカーボンオフセットを行うにあたり、気になるのは費用ではないでしょうか。

例えばA4中綴じ 32Pの冊子をコート62.5kgの用紙で2,000部印刷した場合、CO2の総排出量は1トンとなります。

2024年1月現在の価格ではクレジットの購入価格(円/トン)は約2,420円~で、クレジットの種類によっても価格は変動します。

カーボンオフセットを採用すればカーボンニュートラルが手軽に実行できて、脱炭素社会に貢献できます。

次に、当社マーケティング部長 丸山博司が登壇し、当社が提供する「ECO印刷ソリューション」についてご紹介をしました。

 

東洋美術印刷の「エコ印刷ソリューション」

東洋美術印刷株式会社では、お客様のサステイナブルやSDGs活動を支援するためECO印刷ソリューションをご提供しています。

 

・環境配慮型工場

GPマーク

「グリーンプリンティング(GP)」認定工場にて、環境に優しい印刷を心がけています。

 

・環境配慮型調達

FSC®認証マーク

FSC認証紙や生物・植物由来のインキの利用を推進しています。

 

・カーボンオフセット

カーボンオフセットマーク

印刷物にカーボンオフセットを採用する際には、CO2排出量の計算や手続きを東洋美術印刷が担い、お客様と日本WPAの間に立って申請を取り持ちます。

 

・印刷製造抑制

オンデマンド印刷を利用したバーチャルな在庫管理によって、必要な時に必要な分だけを印刷しCO2排出量を抑制するご提案を行っています。

 

まとめ

今回、はじめてSDGsに関するセミナーを開催しましたが、非常にたくさんの方にご参加いただき、改めて各社環境配慮への関心の高さを感じました。

今後も、様々な視点からSDGsに関するセミナーをオンラインで開催していく予定です。

東洋美術印刷のECO印刷ソリューションに関してもっと詳しく知りたい方は、下記の関連サービスよりエコ印刷をクリックしてください。

 

関連サービス

東洋美術印刷:環境印刷

 

資料ダウンロード

サンプル【ストリーミング動画】カーボンオフセットの仕組みについて
 
脱炭素化と経済活動を両立することができる取り組み、
カーボンオフセットの仕組みについてSDGsの観点から解説します。
 

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