【最新版】2023年版大手ECサイト売上順位ランキングをご紹介!

【最新版】大手ECサイト売上順位ランキングをご紹介!プロモーション

以前の記事で、日本国内の大手ECサイトの流通総額および売上をランキング形式でご紹介しました。

ようちゃん
ようちゃん

コロナの流行もおさまってきてリアルでの店舗営業やイベント開催も増えてきましたが、実はネット通販の市場規模も年々拡大しています。

そこで今回は最新の大手ECサイト売上高のランキングをお伝えいたします。

ECサイトの国内売上順位 最新ランキング

ECサイトというワードは本来、オークションサイトや有料コンテンツ配信サイトなど、ネット上で商取引を行うサイト全体を指しています。

しかし一般的にネットショッピングのできる通販サイトをECサイトと呼ぶことが多く、この記事ではその中でも複数の店舗が出店する大規模なところが多いショッピングモール型のECサイトを中心に見ていきます。

① 楽天:約5.6兆円

楽天市場を中心としたグループ全体の2022年度国内流通総額は約5.6兆円と、今回のランキングでもダントツの売上高を誇っています。

流通総額が5兆円を突破した前年と比べると12.3%も増加しており、同社の目標である売上10兆円も数年ほどで達成できそうな勢いですね。

この流通総額には楽天トラベルや楽天モバイルなどネットショッピング以外のサービスで発生したものも含まれますが、楽天市場だけ見ても売上は4兆円を超えています。

楽天市場がこのような膨大な利益を生み出せるのも、楽天ポイントの付与などでユーザーの定着率を堅実に上げていったことが大きいでしょう。

2022年の楽天市場のリピート率は78.2%と、コロナの流行が落ち着いた後でも常連客の保持に成功しています。[注1]

② Amazon:約3.2兆円

Amazonの日本法人では流通総額を公開していませんが、米国法人が公表しているアニュアルレポートから調べられます。

それによると2022年の日本国内におけるAmazonの総売上高は約243億9600万米ドル、日本円に直すとざっと3.2兆円にもなる数字です。

Amazonは増え続けるネット通販の需要に対応するため、物流インフラの整備に力を注いでいることでも有名です。

今年の6月には千葉県内に国内最大級の物流拠点倉庫をオープンさせており、こうした大規模な物流拠点を現在日本全国に25か所以上稼働させています。

また近年では倉庫の運用にドローンによる運搬やAIによる破損判別システムを導入するなど、積極的に先進技術を取り入れています。[注2]

③ Yahoo! Japan:約2.98兆円

「Yahoo!ショッピング」や「ZOZOTOWN」などのECサイトを運営しているZホールディングス全体での2022年度国内物販系取扱高は、約2.98兆円です。

中でも「ヤフオク!」などリユース品を扱うECサイトで安定した利益を叩き出しており、メインのYahoo! ショッピングを超える勢いで成長しています。

後述するメルカリなど近年多くなったフリマアプリに比べると、ヤフオク!は男性や中高年のユーザーによる利用が多いと言われています。

同じリユース品のECサイトでもそれぞれメインターゲットが異なるために、うまく共存共栄ができているといえそうですね。[注3]

④ メルカリ:約0.98兆円

フリマアプリ「メルカリ」の2022年度の国内流通取引総額は約0.98億円で、前年度に比べて10%近く上がりました。

同社が2021年10月に開設したショッピングモール型のECサイト「メルカリshops」は、その後半年ほどで20万店以上の店舗が出店するなど急成長を遂げています。

メルカリshopsは出店の手続きがスマホ1つあれば簡単にできることや企業だけでなく個人からの出店もできることから、ネット販売の経験がない初心者が出店者の半数を占めているのが特徴です。[注4]

⑤Qoo10:約0.2兆円

米国の大手ネット通販企業・eBayグループのQoo10は、海外の商品を格安で入手できるいわゆる「越境ECサイト」として近年利用者を増やしています。

Qoo10では業績は公表していないものの、出店数や会員数などによる推測では流通総額はおよそ2,000億円ほどだといわれております。

Z世代など若者の利用が多く、プロモーションもSNSや動画サイトなどWEBにのみ展開しているのがQoo10の特徴です。

また流行の素早い変化にも柔軟に対応することで、トレンドの化粧品や食料品などがすぐ入手できるようにしたことも人気が伸びた一因といえます。

ECサイト業界はターゲットの特化が重要に

Amazonや楽天といった大手ECサイトだけでなく、現在では様々なECサイトが運用されています。

多くの企業が公式サイトでの通販を取り扱うようになったものの、やはり商品の選択肢の多さやポイント制度などのメリットでECサイトを利用するユーザーも多いのでしょう。

また比較的規模が小さなECサイトでも、海外の珍しいものが手に入りやすいといった他にはない特徴で人気を得たところも見られます。

ECサイトによっては女性や若い世代などユーザーの分別化が起こっているともいえるため、逆に出店側にとってはペルソナに近いユーザーの多いECサイトが分かりやすくなったといえます。

まとめ

ECサイトもどんどん多様化が起こっている

実は前回の記事と今回の記事での売上ランキングの順位自体は変わっていません。

それだけ、ECサイトとしての楽天、Amazon、Yahoo!の存在感が大きいのかもしれないですね。

一方で近年では越境ECの人気上昇によりQoo10などのECサイトも急成長をとげています。

誰もがネット通販をやるようになったといっても過言ではない現在、ECサイトによっては年代や性別などメインユーザーの属性が分かれており多様化していっているのです。

関連リンク

[注1] 2022年度決算短信・説明会資料|楽天グループ株式会社
[注2] Amazon Inc. 2022 Annual Report
[注3] Zホールディングス株式会社 決算説明会2022年度 通期及び第4四半期 補足資料
[注4] メルカリ | 2023年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

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