印刷会社だからこそ、語りたい!「リアル媒体×プロモーション」第三弾

印刷会社だからこそ、語りたい!「リアル媒体×プロモーション」第三弾プロモーション

前回に引き続き、今回の記事でも印刷会社の一員である私が独断に基づき、リアル媒体を用いたプロモーションをご紹介していきたいと思います。

前回の「リアル媒体×プロモーション」を見たい方はこちらをクリック

“深い癒やし”に出会う。ここでも、あそこでも。

深い、癒し。実際に私も体験しました。

先月、外出時に山手線へ乗り換えをしたところ、私を待っていたのは愛くるしい動物たちの姿でした。

中吊り、電子公告、窓上広告。いたるところに溢れる動物たち。はあ…、可愛い…。癒される…。普段はスマホに夢中な私ですが、この日ばかりは隈なく車内をチェックしました。

 

このプロモーションは、チルドカップコーヒー「マウントレーニア」を販売する森永乳業によって行われたものです。

コロナ禍でストレスを抱える人々に対して、味覚だけでなく視覚からも深く癒すべく、“深い癒やし”を届ける年間プロジェクト「マウントレーニア 深い癒やしプロジェクト」を展開しています。[注1]

なお、プロジェクトの一つとして7月22日に岩手日報に面白い新聞広告を掲載しました。

「海の日ということで、特別にあなたを海の中へご招待します」というメッセージが書かれた新聞を開くと、シロクマ、イルカ、アザラシ、ペンギン、ラッコなど、かわいい海の動物たちが飛び出します。

「海に行けないみなさんに、海から会いにきました。」日本初の飛び出す新聞広告の誕生です!

飛び出す絵本は知っています。飛び出すカードも、です。しかし飛び出す新聞広告とは…驚きです。

どう製本したのか、実物を手にしたくなってしまうのは印刷屋の性ですね。

プロジェクトの特設サイトでは動物たちの癒し画像や動画を日々配信、InstagramやTwitterなどのSNSとも連携しています。

私の場合は電車広告でしたが、SNSから、新聞広告から、多様なメディアを通じて“深い癒やし”と出会うことでしょう。

今後もどこかで彼らに出会えるのかと思うと、わくわくしてしまいますね。

 

デリバリー戦国時代、「menu」の戦術とは。

コロナ過により一気に私たちの生活へと浸透したデリバリーサービス。

皆さんも一度は利用したことがあるのではないでしょうか。私もその一人です。

先日は韓国料理を頼みました。(チヂミが美味しかった……。あ、これは余談です。)

その中でも「menu」は日本発のデリバリー&テイクアウトアプリです。

2019年4月にテイクアウトサービスとして始まり、2020年4月からデリバリーにも参入しました。

現在では全国で5万3000店舗が加盟し、日本でいちはやく47都道府県に対応しています。[注2]

とはいえ、やはりデリバリーサービスというと某海外のアプリが浮かびますよね。

ではどのようにmenuは知名度を上げていったのでしょうか。

 

まずは大衆に向けたテレビCMを打ちました。

大人気漫画ワンピースとコラボし、知名度を一気に上げます。

その後に続くエリアターゲティングの媒体には、チラシのポスティングを採用しました。

しかしアプリとの親和性を考えるとネット広告の方が適しているように思えます。

戦術、あっているのでしょうか?

 

ここで一旦、サービスの本質を考えてみましょう。

デリバリーサービスは少しの距離で対応可能なお店の選択肢が変わってしまいます。

つまり細かくターゲティングできることが重要です。

勿論、配信単位が細かく区切れるデジタル媒体もありますが、その場合にはコストが嵩んでしまい、結果リアル媒体であるチラシのポスティングが効果的であると判断しました。

ポストに何気なく入っているように思えるチラシは、サービスの特性に合わせた媒体選定によって行われる戦術の一つなのかもしれませんね。

 

まとめ

媒体を絞らないプロモーションだからこそ、私たちが適切なタイミングに、それぞれのシーンで出会うことが可能です。結果より多くの人に伝わるものとなります。

次回は第四弾。面白い事例を抱えて、ここに帰ってきたいと思います!

 

記者名:東洋のコマさん

 

関連リンク

[注1] Mt. RAINIER:深~く癒されるサイト
[注2] AdverTimes:ネット広告では再現できないエリアターゲティングの強み

 

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