今こそ振り返りたい!”SDGs”の基礎知識

今こそ振り返りたい!”SDGs”の基礎知識SDGs

こんにちは、ようちゃんです。

昨年あたりから、テレビや雑誌などあらゆるところで”SDGs”というワードを目にしたかと思いますが、今更ながらどんな目標があってどんなことをしているのか分からない人もいるかと思います。

そこで今回は持続可能な社会実現のためのSDGsの理念や目標や、現在の日本の達成状況などについて簡単におさらいしてみたいと思います。

「SDGsって何だっけ?」という人向けにおさらい

SDGsという言葉は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という言葉の略語で、2015年9月25日の国連総会において環境的・社会的に将来の世代も開発し続けられる世界を実現させるために採択された17の目標と169の達成基準などのまとまりを指しています。

現在、SDGsの実現に向けて、多くの国や大企業が様々な取り組みを始めていて、他ではあまり見られないようなユニークなものも少なくありません。

サンプル企業として取り組むために SDGs17の目標と取組み事例
 
企業や団体としてこれからSDGsへの取り組みを始めようという方へ、 先進的な企業や団体の取り組みを学びながらSDGsの 17 の目標をあらためて理解できるように、
様々な事例を 17 の目標ごとにまとめて紹介した資料です。

 

幕末期から受け継がれる「持続可能性」の概念

持続可能性に基づいて環境保護の重要性を最初に訴えたのは、19世紀のアメリカの外交官であるジョージ・パーキンス・マッシュ氏といわれています。

彼は明治維新よりも4年前の1864年、著書の中で森林が消失しきらないよう、自然を保全しながら経済活動をおこなう重要性を自著の中で論じています。[注1]

19世紀当時こそマッシュ氏の意見はそれほど重視されませんでしたが、のちに国立公園や植樹祭など多くのものが彼の考えをもとにして登場しています。

しかし環境保護が本格的に世界的な課題となるのは、そこから100年経った1960年代のことです。

公害による環境被害が各国で社会問題となったこの頃、「地球を1つの生物とみなし、動植物や微生物と互いに影響を及ぼしながら共存する」というガイア理論が生まれています。

ガイア理論は環境保護の考えに大きな影響を与えており、今日の「持続可能性な社会」の概念が生まれる大きなきっかけとなりました。

 

日本は実は古くから「持続可能性」に優れている国

2022年6月に発表された「Sustainable Development Report 2022」では、日本はSDGsの達成度別ランキングで19位に位置しています。

一見、微妙な順位かもしれませんがアジア諸国の中では一番高く、アジアでは他に韓国しか30位以内にランクインされていません。[注2]

歴史的に見ても、平安時代にはすでに古紙の再利用が始まっていたり、江戸時代には各藩で山林保護のために禁伐林を設けたりなど、日本は古くから持続可能性の高い農林水産業をおこなっている「サステナビリティ大国」ともいえます。

もちろん現在でも、多くの企業や自治体でそれぞれSDGs実現に向けて取り組みを行っているため、今後のSDGsランキングのランクアップもあるかもしれませんね。

 

まとめ

まずは身の回りへの心がけから始めてみよう

9月25日にSDGsが採択されたことから、9月下旬から10月上旬にかけての期間はSDGsウィークと呼ばれ、全国でSDGsにちなんだあらゆるイベントがおこなわれています。

自分の会社でも何かやろうとはしているけれど、予算も時間もつぎ込んだ大がかりなことができるほどの余裕もないという方も少なくないかと思います。

別に特別に何か大きなことをしなくても、自分の会社の業務内容を生かす形でSDGsに貢献することは十分できます

直接的には環境問題や社会問題に関わらないようなことでも、それが結果的に持続可能性の向上につながればよいのです。

難しく考えすぎず、まずは自社が得意なことから何かできるか考えてみるのもよいでしょう。

SDGsにはどんな目標があって、どんな会社がどう取り組みを行っているのかについては、無料のダウンロード資料にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

 

関連リンク

[注1] George Perkins Marsh Institute|About George Perkins Marsh
[注2] The Sustainable Development Report|Rankings

 

関連サービス

東洋美術印刷:環境印刷

 

資料ダウンロード

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