2021年コンテンツマーケティングの最新トレンド3選

2021年コンテンツマーケティングの最新トレンド3選プロモーション

コンテンツマーケティングの市場は、コロナ禍の2021年に入っても成長を続けています。

経済産業省商務情報政策局の調べによると、2018年の世界のコンテンツ市場規模は約128.8兆円にのぼり、2023年には約141.6兆円に達すると予測されています。[注1]

コロナ禍の影響を受け、コンテンツマーケティングのトレンドにも変化が見られます。

この記事では、コンテンツマーケティングの最新トレンドや、コンテンツマーケティングを成功させるポイントを解説します。

コンテンツマーケティングの最新トレンド3選

コンテンツマーケティングの最新トレンドは、「動画コンテンツの需要拡大」「SNSの横展開」「ゲーム・VRなどの伸長」の3つです。

動画などのリッチコンテンツの市場が引き続き拡大

コンテンツマーケティングのうち、動画などのリッチコンテンツの需要が引き続き拡大傾向です。

特ににYouTubeなどの動画投稿サイトを用いた動画マーケティングに取り組む企業が増えています。

日経BPコンサルティングの調べによると、YouTubeは2年連続で「ブランド・ジャパン2021」の首位を記録。

2020年9月、日本のYouTubeのユーザー数が6,500万人を超えるなど、ますます動画コンテンツの市場が拡大しています。[注2]

 

複数のSNSを利用した横展開を狙う企業が増加

コロナ禍をきっかけとして、在宅中にスマホで情報収集する人が増えた結果、SNSアプリを起点としたコンテンツマーケティングの存在感が高まりました。

その中でも、特に顕著なトレンドが「SNSの横展開」です。

日本経済新聞によると、若者世代を中心に、過去1年間で新たなSNSアプリを使いはじめたユーザーが40.7%増加。

たとえば、高校生に人気の位置情報シェアアプリZenlyのユーザーの38.8%が、TikTokも利用しています。[注3]

SNSでコンテンツを発信する場合、1つのSNSに最適化するのではなく、複数のSNSで横展開をおこなうことが大切です。

 

「ゲーム」「VR」「マンガ・本・書籍」の3コンテンツが成長

新型コロナウイルスの感染拡大は、消費者が好むコンテンツの傾向も変化させました。

野村総合研究所によると、コロナ禍で消費が増えたコンテンツは、「ゲーム」「VRコンテンツ」「マンガ・本・書籍」の3つ。

コロナ以前と比べて、ゲームの消費量は22.7%、VRコンテンツは3.6%、マンガ・本・書籍は21.8%の増加です。[注4]

近年、プラットフォーム上で配信されるマンガやVRコンテンツ、ゲームを通じて商品やサービスについて学んでもらうゲーミフィケーションなど、コンテンツマーケティングは多様化しています。

コロナ禍のインドア志向に合わせ、魅力的なコンテンツを発信していくことが大切です。

 

コンテンツマーケティングを成功させる2つのポイント

コンテンツマーケティングを成功させるポイントは2つあります。

「ビジュアルストーリーテリング」で、ターゲットの関心を引く

動画コンテンツの市場拡大から分かるように、コンテンツマーケティングでは視覚的なコンテンツを賢く活用する必要があります。

特に視聴者が動画のキャラクターに感情移入し、ブランドへの関心を持つような「ビジュアルストーリーテリング」が重要です。

ビジュアルストーリーテリングに使える媒体として、動画、GIF、ミーム、3DC、モーショングラフィックスなどが挙げられます。

 

ターゲットに合ったコンテンツ選びを

ターゲットの年齢や性別などの属性により、最適なコンテンツが異なる点に注意が必要です。

たとえば、日本経済新聞によると、SNSアプリの利用者の34.2%は10代の若者世代です。[注3]

中高年やシニア世代をターゲットとする場合、SNSの利用が増えているからといって、SNSアプリでコンテンツを配信しても思うような反響は得られません。

自社のターゲットに合わせ、最適なコンテンツやプラットフォームを選びましょう。

 

まとめ

コンテンツマーケティングの最新トレンドを知り、ターゲットに合わせたコンテンツ展開を

コンテンツマーケティングの最新トレンドについて解説しました。

特に動画コンテンツの需要拡大を受けて、ビジュアルストーリーテリングの需要が高まっています。

コンテンツマーケティングを成功させるため、ターゲットに合わせたコンテンツ展開をおこないましょう。

 

関連リンク

[注1] 経済産業省商務情報政策局:コンテンツの世界市場・日本市場の概観
[注2] 日経BPコンサルティング:ブランド評価、ユーチューブ 2年連続首位
[注3] 日本経済新聞:コロナ時代のSNSマーケティング 複数利用が前提、全方位対応を
[注4] 野村総合研究所:「ゲーム、VR、マンガ・本・書籍に対する人々の行動と意識の変化:アフターコロナのコンテンツ市場再成長の機会を逃してはいけない ~新型コロナウイルス感染拡大による消費者の行動変容がICTメディア・サービス産業に及ぼすインパクトと対応策(3)コンテンツ~」

 

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