初心者の為の商品撮影超基礎講座 -複写にチャレンジ-

初心者の為の商品撮影超基礎講座 -複写にチャレンジ-プロモーション
東洋写太郎
東洋写太郎

皆さんこんにちは。写太郎です。


会社のHP、ポスターやチラシなどに使われている商品写真。
オフィシャルな写真はプロに任せたい!でも予算もないし時間もない。
でも、少しでもいい写真を撮って、少しでも商品を魅力的にみせたい!


そんな人に今日から使えるかもしれない、知っておけば1ランク上の商品写真を写せる。今回は必見の実践講座です。

みなさんお仕事で扱う写真ってどんな写真が多いですか?

証明写真のような顔写真を扱う部署の方もいるでしょうし、ECサイトのように自社の商品の写真を扱う人もいるでしょう。

はたまた、HPのtop用画像のような印象的な写真を主に扱ってる方もいるかもしれません。

色々な分野の写真がありますが、撮影初心者さんが仕事で撮影する写真に複写があります。

わざわざプロに頼むほどでもないし、かといって自分で撮るといまいち上手くいかないって思った事ありませんか?

実は複写は、技術的な原理原則がきちんと理解出来ていないと、ちゃんとしたものが出来ない仕組みになっています。なので、本来プロに頼むべきものなのです。

が、原理原則を理解さえすればそんなに奥深いものではないので、「なんとかならないことはない」って事で、今回は本当に基礎的なところを見ていこうと思います。

 

まず、写真やチラシ、冊子など複合機などでスキャン出来る大きさ、厚さの場合。

複写するよりスキャンしましょう!素人が頑張って複写するよりスキャンした方が早いし、綺麗です。無駄な頑張りはやめましょう!

残念ながら、スキャナーでは入らない大きさや厚さの場合、大切なポイントは2つだけです。2つのポイントを押さえて複写にチャレンジして下さい。

 

まず1つ目のポイントは、パースをつけない事です。

これが何より大切、複写にパースは不要です。

まっすぐ撮る、つまり、被写体に対してカメラをきちんと正確に正面を向くようにして、出来る限りパースがつかないように撮影しましょう。

被写体に対してカメラが上を向いていたり、下を向いていたりするとパースがついてしまいます。

必ずまっすぐ正面を向かせましょう。

やって見てください。気づくはずです、「あれ、正面ってどこ?」って。

今まで、なんとなく被写体を正面から見ている気になってませんでしたか?

なんとなく決めたカメラ位置は、ほぼ間違いなく正面にはなっていません。

きちんと水準器を使ったり、メジャーで距離を測らなければ正面は出ません。

けど、それってメンドクサイですよね。実はすごく簡単な方法があります。

鏡を使う事です。被写体の代わりに、鏡を置きカメラからみて鏡にカメラが写ったところが正面です。

複写の撮影の時に鏡は必須といっていいでしょう。

鏡でカメラを写した例(カメラが正面に来ていないためNG)
鏡でカメラを写した例
(カメラが正面に来ていないためNG)
鏡でカメラを写した例(カメラが正面に来ているためOK)
鏡でカメラを写した例
(カメラが正面に来ているためOK)

次に以前パース編でお話した通り、なるべく被写体から離れて撮影しましょう。

離れれば、離れるほどパースはつきにくくなります。

 

2つ目のポイントは被写体に均一な照明を与える事です。

正直機材が無い状態では、これが一番のネックになると思います。

正確に行おうと思うと露出計もいります。普通持ってませんよね。

基本的な方法は、被写体の大きさにもよりますが、ライトを2灯用意する事です。

カメラの左右に一灯づつ、なおかつ被写体に映りこまない角度に設置します。

大体30度くらいの位置なんてよく言われます。

それよりもカメラ側に来ると被写体に映りこんで反射したり、それより浅い角度だと、色再現が悪くなったりします。

こればかりは経験を重ねて慣れていくしかないのですが、慣れてしまえば難しくはないんですけどね。

 

まとめ

1つ目のポイントは絶対覚えておいて下さい。

知っていれば追加投資なしで出来るようになります。

2つ目のポイントは機材がある方のみチャレンジして下さい。

あえて機材を買うくらいなら、スキャンや複写のプロに頼む方が安上がりな場合が多いです。

 

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