景品表示法から考える金融の「見やすいデザイン」の重要性
保険や証券などの金融業界は 特に顧客との信頼関係が重要です。金融商品は食料品や日用雑貨などと違い実物を目視できないため、契約のメリット・デメリットを把握しづらいからです。かといって商品の内容を顧客に一通り説明しただけでは顧客も一度に全ての情報を把握しきれず中途半端に知見が広まる可能性も高く、場合によっては逆に商品に対してリスクへの不安が強まって会社そのものへの信頼も弱まってしまうおそれもあります。顧客に信頼されるためには、商品のメリット・デメリットをすべて分かりやすく伝えることが重要です。そのために大きな役割を果たすのが金融商品の内容について解説しているパンフレットやホームページなどの情報提供ツールです。今回は信頼性のある情報提供にとって重要な「景品表示法」の事例とともに金融商品にとっての見やすいデザインの重要性をお話しします。